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トッキー
2018.1.11 02:46その他ニュース

「KAZUYAが好きだった小林先生」など最初からいない!

寝言を書くなKAZUYA!【その14】

ユーチューバー・KAZUYAは、
週刊新潮昨年12月28日号のコラムで
「(小林先生は)戦争論の他にも、
台湾論や靖国論など、とても考えさせらる
作品を世に送り出しています」
と書いています。

KAZUYAが『戦争論』を
読み始めて「影響を受けた」のは
2004年か2005年頃なのですが、
ちょうどその2004年に出版された
『靖国論』は挙げていながら、
同年に刊行された『沖縄論』は
挙げていません。

同様に、当時すでに刊行されていた
『戦争論2』『戦争論3』についても
言及していません。

要するに、『戦争論』『台湾論』『靖国論』は
「日本は悪くないぞー! 
日本はスバラシイぞー!」
という見方だけでも読めてしまえるのに対して、
『沖縄論』や、『戦争論2』『戦争論3』は、
「アメリカ追従の日本はダメだ!」
という主張が明確になされているのが
気に食わなかったのでしょう。

しかし、『戦争論』『台湾論』『靖国論』でも
肯定しているのはあくまでも
「戦前の日本」であり、
「戦後の日本」については批判的です。

そもそも『戦争論』の時点から、
第19章『悪魔の戦争』などで、
反米意識は明確にしています。

ところがKAZUYAやネトウヨ連中は、
『戦争論』『台湾論』『靖国論』を
「日本は悪くないぞー! 
日本はスバラシイぞー!」
としか読み取らず、
「日本人はスゴイんだ! 
だから俺もスゴイんだ!
ろくに勉強もせず、ろくに就職もせず、
何の努力もしてないニートみたいな分際でも、
日本人というだけで俺はスゴイんだー!」
と思い上がってしまったわけですな。

それで、『沖縄論』や『戦争論3』以降の
現在の日本のあり方を糺す作品には
全くついて来れずに離れていったわけです。

もちろん、『差別論』も『脱正義論』も
『天皇論』シリーズも『脱原発論』も
『民主主義という病い』も読んでないでしょう。
小林よしのりの思想の全体像については、
何も知らないも同然なのです。

そんな有様でありながらKAZUYAは
「僕が好きだった小林先生はもういません」
なんて書いているのですが、
「KAZUYAが好きな小林先生」
なんてものは、
最初っから存在していないのです!

KAZUYAは小林よしのりの
幻を愛したのです。
何だか歌の文句みたいで
気色悪いですが。

世に大きな影響を与えた作品は、
誤解も多く生むことはどうしても
避けられないものではありますが、
KAZUYAにしろ古谷ツネヒラにしろ、
小林よしのりの思想を一切理解していないバカが
「小林よしのりの影響を受けた」
吹聴して回っているのは
本当に
迷惑以外の何者でもありません。

営業妨害はやめろ!
と言いたくなります。
トッキー

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